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原子力産業界は、情報統制をしている・・!?

原子力発電の専門家であり、エネルギー・コンサルティング企業Fairewinds Associates,IncのArnie Gundersen(アーニー・ガンダーセン)さんは、福島第一原発に関するニュース、情報を分析・考察し、ビデオ・ニュースレターにて発信しています。
アメリカのCNNなどのテレビにも、時々出演されているようです。

今回は、ガンダーセンさんが4月6日にアップした動画で、TEPCO(東電)や原子力業界が如何に情報を隠したり、コントロールしているかを検証しているビデオレター「Closing Ranks: The NRC, the Nuclear Industry, and TEPCO are Limiting the Flow of Information」(原子力規制委員会、原子力産業界、TEPCOは、情報統制を行っている)をご紹介したいと思います。


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Closing Ranks: The NRC, the Nuclear Industry, and TEPCO are Limiting the Flow of Information


       

Closing Ranks: The NRC, the Nuclear Industry, and TEPCo. Are Limiting the Flow of Information from Fairewinds Associates on Vimeo.





こんにちは。 4月6日水曜日、Fairewinds Associatesのアーニー・ガンダーセンです。


【情報を隠すTEPCO】

前回のアップデートでは、福島第一原発の1号機で、予期していなかった臨界が起きている可能性についてお話しました。 それは、4つの要因:1.中性子線が13回検出された事、2.クロル-38が検出された事、3.テルル-129が検出された事、4.ヨウ素-131と132が検出された事、から推測したものでした。 
そのようなアップデートを皆さんにお伝えした直後、TEPCO(東京電力)は、私が推測するのに用いたデータを削除してしまいました。 TEPCO曰く、テルルに関するデータが「正確なものではなかった」というのが理由です。 現在のTEPCOが置かれている状況を考えるならば、今はTEPCOから提供されるデータは正確さが何よりも期待されるはずです。 これは懸念されるべき事です:TEPCOでは、こんな不正確(いい加減)な情報をもとに、重要な決断をして来た事になるからです。 しかも、このような事は、今回に限ったことではないのです:以前にも同様のケースがありました。

中性子線が出ていた時も、その事実がTEPCOのスポークスマンの口から出ていたにも拘わらず、TEPCOはそれを否定して来ました。 海水中に非常に高濃度の放射線量が認められた時も、TEPCOはその事実を否定し、さらに、それでも高濃度な事には変わりないのですが、100分の1倍に値を下げた数値を発表しました。 

また、General Electricの科学者であるDr.Richard Laheyは「2号機では、すでにメルトダウンが起きている」と指摘しましたが、ここでも再びTEPCOは、それを否定しました。 

ということで、私は、TEPCOから提供されて来る情報の信憑性のみならず、現場で実際に起こっている事に関する情報などもTEPCOは、一般に公開・提供していないのではないか? という事を懸念しています。



【原子力規制委員会も・・】

このような事は、TEPCOに限った事ではありません。 本日付のNew York Timesには、原子力規制委員会(NRC)内で囁かれている「3月26日時点でNRC職員が発見した福島第一原発に関する重大な問題・危険」についての記事がありました:要するに、原発は、まだまだ予断を許さない状態にある、といった内容です。 
この職員が気付いた問題点と云うのは ―国にも一般大衆にも知らされる事すらありませんでしたが― リアクターの内部には、大量の泥が蓄積されてしまっている、と云う事でした。 海水が冷却に使用されている事実から、我々もこの点については、過去数週間にわたり取り上げてきました。 この泥は、一旦内部に入ってしまうと排出されず、そのまま蓄積されてしまいます。 NRCもその事については懸念していたようですが、その情報も私達には提供されませんでした。 

NRCは、次回地震が起きた時、内部に溜まった水の重みに建物が耐えられるか、と云う点についても懸念しています。 また、前回お話したような「再臨界」が起こる可能性や、水素が再発生し、また爆発が起きるのではないか?という点、さらには、爆発時に燃料プールから飛散したと考えられるプルトニウムに関しても危惧しています。
NRCは、このプルトニウムは、リアクターから敷地内、数マイル離れた地点まで飛散しており、ブルドーザーで地中に撹拌されてしまった可能性も指摘しています。 

これらは、NRC内部での話です:そして彼らは、国や一般大衆には「状況は厳しいが、なんとか対処出来ている」とだけ伝えるのです。



【フランスArevaのレポートは・・】

このような事を言っているのは、NRCだけではありません。 おそらく業界最大であるフランスの原子力コングロマリット、Areva始め、他の大きな原子力会社も同様です。 23日付のNew York Timesの記事にもあったように、事故発生から10日後の21日に、スタンフォード大学にて招待者のみで開かれたミーティングで、Arevaは一般には知らされていない、非常に重要な問題を提示しました。 我々は、その時のArevaのレポートを入手することが出来ました。 

さて、Arevaのレポートは、なかなか憂欝な内容なのですが、中には間違った情報も含まれている事が分かりました。 この「状況を悪化させるような」Arevaのレポートの「問題点」については、次回、取り上げたいと思います。

Arevaのレポートによると、3つのリアクター全ての核燃料は、すでに5000度(5000℃)にまで達していると書かれています。 これは、鋼鉄の融点、さらにはzircalloyの融点をも超えており、この事からコアの崩壊が確実に起きている事が明らかだ、とあります。 
Arevaは、特に2号機に注視しており、水素爆発の衝撃により、格納容器に破損(亀裂)が生じていると指摘しています。 1、3、4号機は、屋根が吹き飛んでおり、2号機は比較的破損が少なそうに見えます。 しかし、2号機内では、内部に水素が溜まり、何かの拍子で発火したような形跡が伺えます。 原因は不明です。 例えば、鼻をつまんで、くしゃみをした時に耳がポーンとなるのと同じような事が起きたのかも知れません。 おそらく、そのような事が2号機で起きたのだと思いますが、それが格納容器を破損したものと思われます。 Arevaと原子力産業界は、そのことを知っていて、私達には情報を提供しないのです。


また、Arevaのレポートには、50km以上に範囲を広げて、作物や乳製品の製品コントロールを行うべきだと書かれています。 これは、原発からおよそ30マイルと云う事になります。 これは、放射線が優に緊急避難区域を越えて飛散している事を物語っており、その地域の作物および乳製品は汚染されている、という事を意味します。

Arevaのレポートには、4号機についても大きく書かれています。 4号機のリアクターには燃料は使用されていませんでしたが、爆破は起きています。 これについては、炉心が外気に触れ融けたことが原因で起きた、と説明されています。 4号機の炉心が溶融したのは、地震の衝撃で燃料プールに亀裂が入り、そこからプールの水が漏れて炉心がむき出しになってしまったためだ、とArevaは見ています。 つまり、今言われているようなプールの水が沸騰・蒸発して、水が無くなってしまった、という事ではないようです。 地震の時にプールに亀裂が生じ、水が無くなり、zircalloy-水素の化学反応は、必然となった訳です。

Arevaのレポートの最後には、放射性物質を一番放出しているのは、おそらく格納容器の無い4号機ではないか、と書かれています。 そして、核分裂生成物は全て、爆破の可能性があると、言っています。

最後に、このArevaレポートを知る業界のインサイダーからの話によると、このArevaのレポートを当日会場でプレゼンした人物は、こう言ったそうです:「明らかに、我々は近年における最大の大惨事を目撃している」と。 まあ、Arevaはプライベートなミーティング(内部)では、事態は深刻であるとしながらも、公(外部)には、原子力産業界と原子力規制員会(NRC)とによる核(原子力)ルネッサンスは今後も発展して行く、と言っているようなものですね。

また次回は、このArevaレポートの問題点については触れたいと思っていますが、私は今後も上記の機関などから入って来る情報は細かくフィルターにかけ、選別し、可能な限り信頼できる情報を、これからも皆さんにはご提供して行くつもりです。  

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主要メディアのニュースが、みな「横並び」な報道しかしなくなってきている傾向にある今、ガンダーセンさんのように(一応)独立的な立場から情報を発信している専門家や、ジャーナリスト達の分析は、参考になると思います。

ただ、どの世界にも恐怖を煽るような情報を流す「煽り屋」さんや、間違った情報を未確認のまま平気で流すジャーナリストや専門家はいるようですので、気を付けたいですね。


JPquake - Journalist Wall of Shame
今回の福島第一原発事故関連の報道について、「恐怖煽り」「いい加減な情報」「偏向報道」などなどを伝えているジャーナリストや、主要メディアを名指しで紹介し、“恥を知りなさい”と、彼らの報道における問題点を検証しているサイトです。 厳密にフェアな検証(評価)がされているとは言い切れませんが、一つの参考(目安)として見る分には、面白いサイトだと思います。






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2011年04月13日 | ニュース | トラックバック(0)件 |
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