スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

If you're not IN, you're OUT グローバル・エリートたちの輪

“Lady GaGaも、まだまだ甘いようだ。 サタニック・エリートたちは大昔から、こうした『仮面/仮装舞踏会』を開いてきた。 ここにロスチャイルドの怪しく豪奢なオカルトショー(パーティー)の様子を垣間見ることのできる写真がある。悪魔的狂気の沙汰か?”

上記のような見出しが「後付け」された記事が、海外のサイトでは出回っていました。
(このように、ちょっとセンセーショナルな見出しを付けて、閲覧者の関心を引こうとする陰謀曝露系のブロガーさんやサイトは海外にも多いです)

この「後付け見出し」はさておき、肝心の記事と写真のオリジナルは、Scala Regia と云うサイトに掲載されたものです。(陰謀曝露系のサイトではありません)
Scala Regiaの「Air de la Folie」という記事です。

今回ご紹介します同記事は、当時のハイ・ソサエティ(high-society)きってのparty girl(パーティー・ガール)であったBaroness Marie-Hélène de Rothschildの一番のパーティ仲間であったAlexis, Baron de Redéによって書かれた回顧録から抜粋されたものです。
当時の上流階級の人達の社交界の様子を伺うことが出来ます。


                            ***

【Baroness Marie-Hélène de Rothschild(マリー・エレーヌ・ド・ロスチャイルド)】
父方の祖母はBaroness Hélène de Rothschildでロスチャイルド一族出身。1957年にBaroness Hélène de Rothschildは、遠い従兄であるBaron Guy de Rothschildと結婚

【Alexis von Rosenberg, Baron de Redé(アレキシス・フォン・ローゼンバーグ、ド・レデ男爵)】
オーストリア・ハンガリーの銀行家・貴族の出身。Alexis, Baron de Redéの華やかなパーティースタイルはパリのハイ・ソサエティの間で評判となり、次第にパリの社交界の中心的存在となる


               mhrothschild5.jpg
              Marie-Hélène de RothschildとAlexis, Baron de Redé

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


               mhrothschild21.jpg
           「シュールレアリスト舞踏会」の会場となったシャトーFerriéres


“・・・1972年の12月12日、 Marie-Hélène(マリー・エレーヌ・ロスチャイルド)主催の「シュールレアリスト舞踏会」がFerriéresで開かれた。 

今回の舞踏会のゲストたちのドレスコードは(男性は)ブラック・タイ(黒の蝶ネクタイを着用する装い)、(女性は)ロングドレス、そして首から上はシュールレアリストの装い、というものであった。

                
               mhrothschild12.jpg


招待状は、(ルネ)マグリッドの絵画を彷彿とさせる青空に白い雲のデザインを背景に文章が反転文字で印刷されたものであった。 この招待状を判読するためには、カードを鏡に映して読まなければならなかった。
 
                mhrothschild20.jpg



その一夜のために、シャトー(お城)は「燃え盛る火に包まれる城」という雰囲気を醸し出すためのユラユラと動くオレンジ色のライトで照らしだされた。 城内の階段では、猫の衣装を着た従僕たちがそれぞれに「眠っているような」ポーズをとらされ、待機していた。


メイン・ルームである「タペストリー・サロン」に向かうゲストたちは、黒いリボンを使って蜘蛛の巣を模して作られた地獄の迷宮のようなものを通って行かねばならなかった。 時々、蜘蛛の巣を通過するのに手間取っているゲストたちを猫の姿をした従僕たちが手助けし、そのままゲストたちをタペストリー・サロンまで案内して行った。
そこでは大皿に静物画が載っているような帽子を被ったGuy(ギイ・ロスチャイルド)とダイヤモンドの涙を流す巨大な鹿の頭を被ったMarie-Hélèneがゲストたちを出迎えていた。

                   mhrothschild19.jpg
              ギイ・ロスチャイルドとマリー・エレーヌ・ロスチャイルド




Marie-Hélèneは、何か独特で価値のあるものを作り出す想像力と閃き、才能の持ち主であることがハッキリと証明された。 今回のようなもてなしが出来るのは、彼女の人間的な魅力だけによるものではない。 一貫した強い意志がないとここまで徹底した事はなかなか出来ないものだ。

Marie-Hélèneは、彼女のライフスタイルにしてもエンターテイニング(おもてなし)にしても、非常に細かなところまで繊細に気を配るのだ。 彼女はあらゆる素質を兼ね備えた素晴らしいホステス(パーティの主催者)である。 

                mhrothschild10.jpg


また、彼女はパーティーそして人間が大好きだ。 彼女は、芸術や文学、ダンスやオートクチュール(ファッションデザイナー)といった分野から常に新しい才能(人材)を発掘しては、自分のパーティーに招待しもてなし、彼ら(発掘された新人)をパリのさらに上流社会の人々と引き合わせ、交流させるのだ。 そうしたことにみんな興味津々であった。
 
Marie-Hélèneのパーティーはそうした意味でも大変に注目されていたので、ある公人などは、Marie-Hélèneのパーティーに招待されないのであれば自殺する、と脅迫をしたほどだ。

                   mhrothschild4.jpg
                   Alexis, Baron de Redé(左の男性)



残念なことに、今では諸々の理由からかつてのようなパーティーを開くのは不可能であろう。 しかし、私達の頭の中と行動を何カ月もその事で一杯にしていた(=来る日も来る日もパーティーのことばかり考え企画してきた)当時をこうして振り返ってみることは、とても魅惑的なものである。
そうしたパーティーに参加して来れたことも、また自分でもそうしたパーティーを開くことが出来たことも、とても幸せなことであったと思う。”

アレキシス・ド・レデ男爵


(以上が、記事からの意訳を含む翻訳でした)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Marie-Hélèneは、こうした酔狂なパーティーを頻繁に開いていたようです。
Marie-HélèneやAlexis, Baron de Redéのパーティーに招待されるごく限られた人達というのは、王族、皇族、アーティスト、詩人、俳優・女優、大資本家、、、といった人々でした。

超お大臣たちの道楽パーティーに招待される事は、一種のステータスでもあったようです。
(一説によると、Marie-Hélèneのパーティーが催されていたのと同時期にパリを訪問していたエリザベス女王を囲んで開かれたパーティーよりも、Marie-Hélèneのパーティーに参加した要人・有名人の方が多かったとか)

こうした特殊(exclusive)な環境への「出入り」を許された人達の間で、独特な人脈が出来あがってくるのでしょう。まさに、コネクションです。

mhrothschild11.jpg mhrothschild7.jpg
    マリー・エレーヌとサルバドール・ダリ       左からマリー・エレーヌ、アレキシス、エリザベス・テイラー、ライザ・ミネリー


mhrothschild9.jpg mhrothschild18.jpg
          イヴ・サン・ローランと                  俳優のオーソン・ウェルスもの姿も



*今回の記事のオリジナルソースがあるサイト「Scala Regia」には、Marie-Hélène de RothschildやAlexis, Baron de Redéのパーティーに限らず、上流階級の人々の間で開かれていた様々な社交パーティーや中心的人物の紹介が掲載されています。該当記事を探すのに少しコツがいるのですが、意外な人物が意外な世界と繋がっているのが見えてくることもあるので、面白いです→http://scalaregia.blogspot.co.uk/

 
                          *****




【取り入った者勝ち?! この人も・・・】

最近ではロンドン・オリンピックの会場横にそびえ立つ怪しい作品を制作した事で話題になったアニッシュ・カプール(Anish Kapoor)も、ロスチャイルド一族に引き立てられたアーティストの一人のようです。

*Anish Kapoorについては、こちらのサイト様の記事「アルセロール・ミッタル・オービットの秘密」をお読みください。とても参考になります。

             mhrothschild22.jpg mhrothschild23.jpg
             アニッシュ・カプールとアルセロール・ミッタル・オービット


ワインの分野でも幅を利かせているロスチャイルド一族ですが、彼らの2009年のワインのラベルのデザイン制作担当者として白羽の矢が立てられたのが、アニッシュ・カプールでした。
Baroness Philippine de Rothschildによると、「私達のかねてからの友人で、優れた才能の持ち主であるカプールに2009年のヴィンテージ(ワイン)のラベル・デザインを依頼することは、一番ふさわしい人選であると言えます」、、なのだそうです。

                   mhrothschild24.jpg
               こちらがカプールがデザインを担当したワインラベル



・・・・コネ、コネ、コネクション・・・・・・。


                          *****


【グローバル・エリートへの登竜門?? 悪名高きBullindon Club】

コネ、コネ、コネクションと言えば、世界のごくごく一部の特権階級の超・超・超おぼっちゃま達だけが「入会」を許されるBullingdon Club が思い出されます。

超名門校であるEaton(イートン)校を経て、オックスフォード大学に進学する「超エリートコース」を邁進する学生さんの中の、そのまた一部の男子学生だけで結成されている秘密結社(もどき)がBullingdon Clubです。
アメリカのイエール大学の「Skull&Bones」のイギリス版、といったところでしょうか。

英国首相のデービッド・キャメロン、大ロンドン市長のボリス・ジョンソン、英財務大臣のジョージ・オズボーン、ネイサン・ロスチャイルド、などなどみんなBullingdon Club出身のBullingdon Boysです。

          mhrothschild13.jpg

(1) the Hon. Edward Sebastian Grigg, the heir to Baron Altrincham of Tormarton and current chairman of Credit Suisse (UK)

(2) David Cameron

(3) Ralph Perry Robinson, a former child actor, designer, furniture-maker

(4) Ewen Fergusson, son of the British ambassador to France, Sir Ewen Fergusson and now at City law firm Herbert Smith

(5) Matthew Benson, the heir to the Earldom of Wemyss and March

(6) Sebastian James, the son of Lord Northbourne, a major landowner in Kent

(7) Jonathan Ford, the-then president of the club, a banker with Morgan Grenfell

(8) Boris Johnson, the-then president of the Oxford Union, now Lord Mayor of London

9) Harry Eastwood, the investment fund consultant


          mhrothschild14.jpg

(1) George Osborne, now the Shadow Chancellor;

(2) writer Harry Mount, the heir to the Baronetcy of Wasing and Mr. Cameron’s cousin;

(3) Chris Coleridge, the descendant of Samuel Taylor Coleridge, the son of Lloyds’ chairman David Coleridge, the brother of Conde Nast managing director Nicholas Coleridge

(4) German aristocrat and managing consultant Baron Lupus von Maltzahn,

(5) the late Mark Petre, the heir to the Barony of Petre;

(6) Australian millionaire Peter Holmes a Cour;

(7) Nat Rothschild, the heir to the Barons Rothschilds and co-founder of a racy student paper with Harry Mount

(8) Jason Gissing, the chairman of Ocado supermarkets.



【傍若無人のおぼっちゃまクラブ】

Bullingdon Clubがどのようなクラブであったのかを知るために、今回はwikiからアイディアを拾ってみたいと思います。(Bullingdon Clubに関する情報は、ネット上には沢山出回っています。NYTやフィナンシャルタイムズのような大手の新聞もBullingdon Clubについて書いたりしています)

                         ・・・ 

約200年ほど前にオックスフォードで、クリケットとハンティングのクラブとして結成されたものなのだそうですが、徐々にお坊っちゃまたちが乱痴気騒ぎの飲み会をするだけのものへと成り下がっていったようです。 

Bullingdon Clubのリーダーは「General」と呼ばれ、毎年恒例のpoint to pointレースではその優勝者にトロフィーを手渡すのがGeneralのお役目となっており、毎年レースの日の朝はBullingdon Clubののメンバーが集い「シャンパン朝食会」と称した朝食会が行われるのだそうです。

新メンバーを迎え入れるため、etc、、の夕食会も年に何度か催されます。
新メンバーを選ぶ選挙は年に2度行われ、新メンバーとして選ばれた学生の部屋に現メンバーたちが押し掛け、その場でColman社の粉マスタード一缶をすべて完食することを強いるのだそうです。
新メンバーが粉マスタードを食べるのを見届けた後、現メンバーたちは新メンバーの部屋をメチャメチャに「ぶっ壊して」行く、というのがお約束となっているそうです。

                mhrothschild15.jpg
                   これがColmanの粉マスタード缶。。

「悪名高き」と言われる所以:

・・数々のレストランでどんちゃん騒ぎをしては店内をメチャメチャに荒らして去ることで有名なBullingdon Clubのお行儀悪さに、「レストランを予約する時は、Bullingdon Clubの名は伏せないと予約が出来ない」そう。

また、1894年と1927年の「お食事会」の後には、Bullingdon Boysは某教会のドアやブラインド、電気やガラス窓(計468枚)を壊してまわったり、虫の好かない人がいたら、その人をdebagging(被害者の後ろからそっと忍び寄り、被害者のズボンのウエストを掴み一気にズボンを引き落としたり、そのままズボンを脱がせたりして、恥をかかせる)のターゲットにしたり、近年では「お食事会」の後、近くのパブを荒らしたり(2005年)、カントリーハウスを荒らしたりする(2010年)といった事件が報告されています。

(キャメロン英首相もこの「暗い過去」について国会や取材などで突っ込まれることが良くあります。
2011年にロンドンの各所で暴動が起きた時などは、Bullingdon Clubの悪行が引き合いに出されたこともありました。
参照記事:Bullingdon Club antics were nothing like the riots, says Cameron(英ガーディアン紙より))


Bullingdon Clubの正装について:

Bullingdon Clubの正装とも言える装い(上記画像参照)は、一式すべてオッスフォードにある仕立て屋 Ede and Ravenscroftで注文・仕立てられるそうです。 2007年の時点での正装一式のお値段は3700ポンド(当時のレートで約80万円)。 


有名なメンバーリスト:

有名なメンバーリストは、こちらをご覧ください。

・・・以上wikiからピックアップしてみました。

                         ・・・


Bullingdon Clubのメンバーは、どんなに社会に迷惑をかけるような行いをして警察に連行されるような事態になったとしても、彼らの「超エリートの家系出身」というバックグラウンドが印籠となって全てが穏便に片付けられてしまう、といわれています。 誰一人として社会的な責任などとらされずに済んでしまうのです。

歴代のBullingdon Clubの面子を見れば分かるように、国政、法曹、金融、外交、etc といったあらゆる分野の要所要職に「特別な仲間」がポジションを構えているので、外部の人間はその独特な輪の中になかなか入って行くことが難しく、閉鎖的な環境が出来あがってしまっている、と批判されることもしばしばあります。

社会を牛耳るポジションを占めているのが、一部の、然るべき学校に子供を通わせることが出来る、然るべき(桁違いの)経済力のある家柄の子供たちだけ、という悪循環を批難する声も聞かれます。

参照記事:
【Does a narrow social elite run the country?】
(一握りのエリートたちによって国が動かされているのか?を考察したBBC NEWSの記事です)

【Are we all old school now?】
(エリート校出身者に独占された世の中で、一般校出身者にチャンスは与えられるのか?をテーマに書かれた記事で、全国の教員(教育関係者)向けのサイトで掲載されたものです)


                            *****


グローバル・エリートたちの「輪」の中に入っている面々の「学歴」「宗教」「どのような秘密結社やグループ、クラブ、団体に所属している/していたか」「お互いに友人関係、あるいは親族関係にあるか否か」「税金はきちんと納めているか」などを調べてみると面白いかも知れません。

表立っては離反し、犬猿の中に見える人たちが、裏では実は「仲良しさん」だったなどというケースや、グローバル・エリート達の壮大なネットワーク(相互関係)なども炙り出されてくるかも知れません。


                mhrothschild16.jpg






プロフィール

tinyterror

Author:tinyterror
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリ
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
フリーエリア
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。