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アドルフ・アイヒマンのファイル

今回のお話は、“BND(独連邦情報局)は、アドルフ・アイヒマンに関する4500ページに及ぶ未公開ファイルを保管している”
というニュースからです。

元記事:http://www.kpvi.com/Global/story.asp?S=12163156&nav=menu546_2_3

カール・アドルフ・アイヒマン ― ナチスの親衛隊中佐としてホロコーストの指揮をとり、第二次世界大戦終結後はドイツ国内逃亡の後、最終的にはアルゼンチンに逃げのび「Ricardo Klement」という偽名を使って暮らしていましたが、1960年にモサドに捕まり、イスラエルにて裁判ののち絞首刑に処されました。

eichmann3 [320x200]
Adolf Eichmannさん

そのアイヒマンに関する未公開ファイルがBNDによって保管されているそうなのです。

このファイルが公表されれば、戦後“誰”がアイヒマンの逃亡を助けたのか、ドイツはどこまでアイヒマンの居所を知っていたのか、逮捕に至るまでの背景、などが判ってくる可能性があるそうです。
また、教会側は完全に否定している「バチカンがナチスの逃亡を手助けしたのでは?」という説の真偽についても何か判るかも知れないそうです。

「ファイルの公表は無い」と強固な姿勢を見せていたBNDを相手に、先頃あるドイツ人のフリー・レポーターGabriele Weberさんがファイルの開示を求めて裁判を起こしたそうです。 そして、現在ライプツィヒにある連邦行政裁判所にて3人の裁判官たちによってこのファイルの審査が行われているそうです。(*実は、この記事を書いている途中に、この裁判の結果が既に出ていた事が判明。(結果は下の方↓にあります) でも、続けて書きますね)

また、The American Gathering of Holocaust Survivors and their Descendants group(米国のホロコースト生存者団体)も乗り出し、ファイルの開示を求めています。

BNDは、法的なこともあり、コメントを控えているそうです(18.03.10時点です)

Gabriele Weberさんの弁護士Klingerさんによりますと、局は「(裁判ファイルによると)ファイルを開示することによって資料提供者の身を危険にさらしかねない。 またファイルの情報は“外国の諜報サービス”から提供されているものが多いため、これを公表してしまうとその「国」との関係に悪影響を及ぼす懸念がある」との主張をし開示を拒んでいるそうです。
また、BNDは「この情報はアメリカからのモノではない」と明言してるため、おそらくイスラエルから提供された物なのではないか?とこの弁護士さんは推測しているそうです。

ちなみに、この件に関しイスラエルの政治家で元モサド職員のRafi Eitanのオフィスは「そのような書類は聞いたこともないし、どのような内容の物かも知らない」と言っているようです。 

Klinger弁護士はBNDの言い訳に対して「それならファイルの都合の悪い部分(ソースの出元が判ってしまうような個所)だけ伏せれば済む話」とバッサリ。 

アイヒマンのファイルが開示されれば、所々で言われ続けている「ドイツとバチカンが共謀し“ratline”を通じてアイヒマンをはじめとする「ナチス」 ― “死の天使”ジョセフ・メンゲル博士やフランツ・スタングルなども含む ― の逃亡を助けた」という陰謀説(?)についてももう少しはっきりした事が判るかも知れません。

また、法王ベネディクト16世(ドイツ人)が進めているピウス12世(ヒットラーの法王、とも言われていた!?)の“聖人手続き”にとっては大きな妨げとなる可能性も考えられます。(これは現在既に異論が唱えられていますね、今回のファイルに関係なく)

pius12 [320x200]
この方を聖人に・・?! Pius Xii

さらに、アイヒマンと関係していたナチスの幹部Hans Globke(ニュルンベルク法の起草に携わった人。戦後は西ドイツの国家安全当局の補佐官を務めた人)、そしてそのハンス・グローブケとラインハルト・ゲーレン(戦後、ゲーレン機関を設立し長となる。これが後にBNDとなる)との関わりなどについての情報もあるのか、気になります。 特に、グローブケは当時の西ドイツ、CAI、NATOとの関係も含めて見てみた場合ポイントになる人物だと思うので、個人的には興味があります。

hans globkegehlen3 [320x200]
Hans Globkeさん(左)とReinhard Gehlenさん(右)


今回裁判を起こしたWeberさんによりますと、近々裁判結果が出る予定なのだそうです。

・・・と書いた所で一応最新情報をチェックしましたら、なんと既に4月30日のAP記事に結果が出ていました・・・!
↓こちらがその記事です。
http://hosted.ap.org/dynamic/stories/E/EU_GERMANY_EICHMANN_FILES?SITE=CAANR&SECTION=HOME&TEMPLATE=DEFAULT

“独連邦行政裁判所は、BNDに対しアイヒマンのファイルの公表を命じた” そうです。
但し、BNDが公表できない(先述したような理由で)とする部分は公表を控えることを認めるが、それ以外は公表するように、と命じらているみたいです。
また、ファイルがいつBNDより引き渡されるのかも未定のようです。

どの程度の情報が公表されるのか↑これでは判りませんが、これで100%隠蔽は無くなるのでしょう。
以前公表されたCIAの資料(27,000ページに及ぶといわれている)に比べてしまうと“小さい”ファイルではありますが、その内容はどのようなものなのでしょうか?! 本格的な公表が待たれます。



 
2010年05月11日 | ニュース | トラックバック(0)件 |
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