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日常の会話がモニターされる監“聴”社会へ?~Sigard~

例えば、街中で、些細な事でお友達とちょっとした言い争いになり、興奮して少々大声を張り上げた途端に、どこからともなく警察または警備員が駆け付けて来て、職務質問されてしまう・・・そんなどこかの映画の中がで見たような光景が、現在、現実になろうとしているのかな? と思わされるようなニュースを見付けましたので、ご紹介してみたいと思います。

元記事:http://www.heraldscotland.com/news/crime-courts/privacy-fears-over-the-device-that-can-eavesdrop-on-crimes-1.1036149?localLinksEnabled=false


人間の声の中の“攻撃的なトーン”や“Trigger words”(トリガー ワード:「テロ」「爆弾」「ナイフ」「殺す」etcなどの言葉のようです)を探知できる機能を備えたマイクが、先頃英国バーミンガム近郊の街、コヴェントリーの繁華街に取り付けられました。

“Sigard”という名前のこの音探知・分析システムは、上に挙げたような怒気を孕んだ人の声の他に、銃声、ガラスの割られる音などの「不審な音」を探知すると、(Sigardのシステムを搭載している)CCTV(監視カメラ)をその音の方に向けさせる機能があるそうです。

           cctv3 [320x200]
             これは、声の中の「攻撃的なトーン」が
             グラフ化されたもの、だそうです。赤色の部分が
             攻撃的なトーンを表しているそうです。       

その不審な音の元となっている人や場所を捉えたCCTVから送られてくる映像を、モニター画面でチェックている係員が、映し出される映像から状況をその時々で判断し、必要あらば警察や警備会社に連絡をする仕組みになっているそうです。 このようにトラブルの種をいち早く探知することで、暴力事件などに発展しかねない口喧嘩を瞬時に見付け、そこに警察などを駆け付けさせ介入させることによって、事件や暴動などを未然に防ぐことが出来る、というのがSigardのセールスポイントのようです。

このシステムを制作したオランダの「Sound Intelligence」社は、Sigardについて「英国の街の治安を守るためには有効である」と言っているようですが、実際にその“恩恵”を受ける事になる英国市民達は「安全のためには多少の息苦しさも致し方ない」、と云う意見もあれば「これはプライバシーの侵害。 監視社会への布石だ」と云う意見もあるように、国内の人々の反応は賛否両論のようです。

       cctv4 [50] [320x200]
  

(Sound Intelligence社のHPです↓ ここにある短い動画でSigardの機能が紹介されています)
    http://www.soundintel.com/en
(こちら↓は、同社のパートナー会社一覧。 各会社のロゴ、気になりますねー)
    http://www.soundintel.com/en/partners.html


コヴェントリーに続いてSigardの設置が検討されているスコットランドの都市グラスゴーでは、早くも市民団体などから反発の声が上がっているようです(グラスゴーでは、試験的にSigardが取り入れられた事があるようです)。 

Scottish Green Partyの主催者の一人であるパトリック・ハーヴィーさんは“Sigardによって会話が録音・録画されるようになことになった場合(データ)、それらはその後どこで、誰に、どのように利用されるのか”という懸念を表しています。
また「これら(上記したような)の問題点について、はっきりした答えが得られるまでは、私はCCTVの増設置やその他のモニター・テクノロジー・システムの導入をサポートする事は、出来ない。 このようなシステムを充実させるより、常識(良識)のある「人間の目」を持った警察官の数を街に増やす事の方が、得策だ」とも発言しているようです。

Sound Intelligence社のBram Luipersさんは、人の声のトーンを分析することでトラブルを探知出来る性能を持つこのSigardを、今後はパトカーなどに設置する事によって、街中や住宅街などあらゆる場所で“トラブル探知”が可能になる、と考えているようです。

ちなみに、今までに、ロンドン、バーミンガム、マンチェスター、そして先述のグラスゴーなどで、Sigardが試験的に設置され、実際にどれほどの効果(防犯等)が見られるのか、モニターされていたことがあったようです。

このSigardのマイクは、100ヤード(約90m)離れた所の音までは、後ろの雑音をフィルターした音を拾うことが出来るそうです。 9か月の試験期間を終えたコヴェントリーでは、現在7台のマイクが市内の二つの通り(street)に常設され、日々市民の会話・行動を「監聴・監視」しているそうです。
また、オランダでは既に12の街でSigardが使用されており、さらに、バスや電車にまで設置が進んでいるようです。

Sound Intelligence社は“現時点では、Sigardは、声のトーンをモニター分析するのみで、会話は録音しない”と主調していますが、将来的にはどうなるか?どこまでモニターされることになるのか? に不安を抱くCivil-liberty団体などからは、Sigardの普及に対し懸念の声が上がっています。

アンチCCTV団体「Big Brother Watch」のDylan Sharpeさんは、今回のコヴェントリーのような動きに対して「様々な危険を孕んでいる」と警鐘を鳴らしています。 「いくら安全のためと言え、市や警察がプライベートな(個人的な)会話まで「監聴」できる資格を与えられるのは、おかしい」 と訴えています。

(CCTVについて: 現在英国には、約4800万台のCCTV(監視カメラ)が設置されているそうです。 これは、「一人当たり13台分のカメラ」という計算になるようです。 また、スコットランドでは、人々は一日平均300回、その姿をCCTVに撮られているそうです)

         cctv [320x200]
         


・・・昔は、道端でケンカが始まったら、周りの人たちが止めに入って仲裁する、みたいなのが普通だったのではないでしょうか(日本、英国問わず、です)。
それが、いつの頃からか、ケンカを止めに入った人がとばっちりを受けてトラブルに巻き込まれてしまったり、下手をすれば刺されたりして命を落としてしまう、、などという悲惨なニュースを幾度となく聞くようになったせいもあるのかも知れませんが、「我関せず」、でやり過ごすのが普通(賢明?) ―わが身を守るためには― というような風潮になってしまったような感じがします。

この国でも、道端でトラブルを起こして周りに迷惑をかけている若者グループに注意したお父さんが集団暴行にあって亡くなったり、通りすがりに「いちゃもん」を付けられたのが原因で始まった見ず知らずの人同士のケンカが元で危篤状態になってしまった人の話など、物騒なニュースは後を絶ちません。

そのような悲劇を未然に防ぐのに、このSigardが役立つのならば、それはそれは素晴らしいことだと思います。

ただ、使い方を間違えると、Sigardは監視社会の「手先」ともなりかねません・・こちらのサイトの記事のコメント欄にも杞憂する声がちらほらみられるように・・・
1984』? NWO??
http://www.prisonplanet.com/spy-tech-that-%E2%80%98monitors-conversations%E2%80%99-being-launched-in-europe-report.html
(上記のサイト以外にも、海外の反NWO系のサイトや、陰謀解明系のサイトには、このSigardについて考察されているものがいくつかあります)


           cctv1 [320x200]
           "Big Brother is Watching You"...
           Orwellian Societyへようこそ!?  

また、現時点では“会話は録音していない”とSound Intellingence社は言っていますが、万が一会話が録音されたり、会話内容を聞かれるようなことになりますと、「変な嫌疑をかけられてしまいかねない」ような話を外でする時には、細心の注意を払わなければいけなくなるのかも知れません。 ちょっと極端な話かも知れませんが、迂闊に「テロ~」とか「爆弾~」「殺すぞ~」などと言おうものなら、何処からともなくお巡りさんが現れ、面倒なことになってしまう可能性も考えられます。

さらに、録音されたデータと声紋解析のデータを照らし合わせることによって、現行犯逮捕(?!)とはならなくても、録音された会話と声紋データの分析を経て、数時間、数日後にお巡りさんの訪問を受ける・・・などということもありうるかも知れません。

どこかの記事には、このようなことが書かれていました: “・・ここまでやるなら、もっと徹底してやればいい。 個人の各家にSigardを取り付ければ、テロの計画も筒抜けになるし、家庭内暴力や虐待だってモニターできる。 そしたら夫婦喧嘩や虐待が始まった時には、警察が飛んできて仲裁してくれるかも知れない。 泥棒も減るだろう。 これなら世の中の問題がだいぶ無くなるだろう。 いいことばかりではないか!”(皮肉たっぷりに)

・・もしSigardが広く普及し、街中での会話、行動をモニターされるのが普通になったら、みんな会話を盗み聞きなどされたくないでしょうから、どの人もヒソヒソ声でお話することになるのでしょうか? そうしたら異様に静かな繁華街も登場するかも知れませんね。 これぞまさに Sound of silence??  ・・・  笑


           cctv5.jpg

2010年07月14日 | 監視社会 | トラックバック(0)件 |
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