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映画『Minority Report』の世界が現実に? 虹彩認識による行動モニター

例えば、一分間で50人の通行人を「認識」できる虹彩スキャナーがあるとしたら・・・、そして、そのスキャナーが、政府により街中に設置されていたとしたら・・・? あなたが、何処から何処へと移動したか、どこのお店でお買い物をしたか、誰と会ったか、どの交通手段を使ったか、、そのような行動の全てがモニター、記録されていく・・・そのような社会になったら?

このような社会がメキシコで現実に誕生しつつあるようです。
http://www.metro.co.uk/tech/838504-mexican-city-introduces-real-time-iris-scanners-to-track-citizens

メキシコのレオン市では、生体認証技術の研究、調査、開発を手掛けるGlobal Rainmakers Inc.社が開発した虹彩スキャナーの設置が進められているようです。 この虹彩スキャナーの特徴は、いちいちカメラを覗き込む事をしなければ虹彩をスキャンする事が出来なかった従来のスキャナーと違い、対象が歩いていたり、動いたりしていても、また、離れた所からでも虹彩スキャン(認証)が可能であることです。
例えば、このような感じみたいです↓

         


2002年に公開されたS.スピルバーグ監督の『Minority Report』という映画では、主人公役のトム・クルーズがショッピング・センターを歩くシーンにて、そこここに取り付けられている虹彩スキャナーに次々認識されていく場面があります。 そして、虹彩スキャナー認識されるのと同時に、個人専用に「カスタマイズ」された広告がショッピング・センター内に映し出されて行く、というSFチックな世界が描かれています。
こちらが、そのシーンです↓

         


ちなみに、最近このようなニュースもありました:
http://www.telegraph.co.uk/technology/news/7920057/Minority-Report-style-advertising-billboards-to-target-consumers.html
《IBMの研究者は、通りかかる人それぞれ用にカスタマイズされた広告を表示できる、映画『Minority Report』で主演のトム・クルーズが体験するようなデジタルサイネージを開発しつつあるという。クレジットカードや携帯電話に組み込まれたRFIDにあるTagを読んで、それに合わせた広告などを表示するもので、IBMでは通りかかる人の興味のない広告は表示しない、としている》

今回、レオン市にて設置が進んでいる虹彩スキャナーは、まだ『Minority Report』に出てくるような物ほどの機能はないようですが、そのようになる可能性は十分に秘めていると言えると思います。
レオン市では、「一分間に50人の認識が可能」な大型なスキャナーから、上の動画に紹介されているような「一分間に15-30人の認識が可能」という小型の“EyeSwipe”などが、電車やバスの駅、ターミナルなどに設置され、それぞれの装置がデータベースと直結されて人々の行動を追跡出来るようになるようです。

レオン市当局は「虹彩スキャナーを設置をすることで、犯罪や不正行為などを防ぐことが出来る」と防犯効果を期待しているようです。 また、Global Rainmaker社のジェフ・カーターCEOは、「もし、あなたが前科者であったとしたら、このシステムは緋文字となるでしょう。 例えば、あなたが万引きの常習犯だったとします。 このシステムの下では、あなたが“見付からずに”(万引き常習犯だとバレずに)お店に入ることすら難しくなります。 また、場合によっては、飛行機への搭乗も認められなくなるでしょう」とコメントしているようです。(この“場合によって” というのは、前科歴などのことだけではなく、これからますます進むと思われる「個人データ収集で得た情報の内容次第では」ということも暗に含まれているのかも知れませんね)

レオン市に設置されている虹彩スキャナーは、現時点では前科者のみを対象にモニターが始まっているそうですが、犯罪歴のない善良な市民達も「参加」出来るよう、市から「オファー」が出されているようです ―“虹彩スキャナーの認識対象になりたい方はご連絡ください。 あなたの虹彩サンプルを取らせていただきます” ということみたいです。

今回レオン市で行われている事は、前出のカーターCEOにとりましては「まだまだ序の口」なのだそうです。 カーターさんは、“今後10年で全世界の人々を虹彩スキャンのデータベースに載せることが必要(目標)”と豪語されています。 さらに、「将来的には、自宅に入る時も、車に乗る時も、職場へ入る時も、処方箋をもらう時も、診察にかかる時も、全て「虹彩」が鍵となってくるでしょう。 あと10年もすれば、地球上の全ての人、場所、物が「虹彩」を通して繋がっていきますよ」、とも。


                iris6 [320x200]
                   対象が歩行中でも虹彩スキャンが可能に・・・


このようなシステムが浸透した場合、例えば、“魔がさして”万引きなどを犯してしまった子供や、仲間からのプレッシャーでやりたくもない不法行為に無理やり参加させられてしまったティーンエージャーなども「犯罪は犯罪」ということで、本物の(!)犯罪者たちと同じ扱い(=認識)をされてしまうのか?、 程度は関係なく、罪を一度でも犯してしまうと、一生「前科者」として認識されてしまうのか? また、国外から入って来た犯罪者の認識は可能なのか? などの疑問が湧いてきます。

現時点だけでもすでに私たちの周りでは、CCTV(監視カメラ)、盗聴システム、虹彩認識システム、DNAデータベース、などなどが実際に作動しています。 そのうち、思考読み取りシステムなども普及されるのかも知れませんね。

一見、このようなシステムは、個人の日々の生活に直接の影響を与えるような煩わしさもないですし、後ろめたいことを何一つしていない人たちにしてみれば「安全のためならば、どうぞ構いませんよ。 私には隠し立てするような事はございませんし」と、監視、盗聴、個人情報の収集をされても、さほど抵抗はないのかも知れません。

しかし、それぞれのシステムから収集される個々のデータというのは、ひょっとすると社会の全体像を炙り出すのに必要な重要な手掛かりを秘めているのかも知れません。
個人個人が、意識的・無意識的に“提供”している個人情報の一つ一つは、誰に知られても気にもならないような些細なものかも知れません。 でも、それも数が集まると現社会の傾向を伺うに足るような貴重なデータとなり得るのでしょう。 さらに、それらのデータを元に、社会の「流れ」を人為的に造り出す(=操作する)ことが出来るのであれば、それを利用して人々の思考や心理をもコントロールすることも可能なのかも知れません。
・・「ある人たち」の都合の良いような思考回路と心理を人々に「持たせる」ような社会の流れを作り出すことも可能なのではないのでしょうか・・・??? 

テクノトロニックの時代? http://www.whale.to/b/brzezinski_h.html 

取りあえず、サングラス、でしょうか?!

                 iris2.jpg


                 iris5.jpg
 



2010年08月30日 | 監視社会 | トラックバック(0)件 |
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