スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

福島メルトダウン:アーニー・ガンダーセン、ラジオインタビューより part2

福島メルトダウン : アーニー・ガンダーセンさんのラジオインタビューの続き、part2 です。 (part1 は、こちらです)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Arnold Gundersen with the latest on the Fukushima meltdowns, Interview by Helen Caldicott, June 17, 2011:


    gundersen2.jpg  gundersen1.jpg
         アーニー・ガンダーセンさん                 Dr.Caldicott 




Dr.Caldicott(以下:C) : 福島第一原発の事故は、現在も進行中なのですが、あなたは当初から1、2、3号機全てでメルトダウンが起きている可能性があると言っていました。 4号機はとても不安定で、建物の上部には大量の放射性物質が保管されている大きな燃料プールがあり、そして、その建物は傾いている状態です。 1号機、2号機そして3号機では、溶融した燃料が底に接しており、水素爆発の可能性もある、と。 また、大きな余震の懸念もあります。

今後、さらに何か問題が起こり得る可能性について、また、風向きが変わったこと(北から南へと吹きはじめている)や雨なども考慮した場合、原発はどういった状況になり得るのか、を説明してもらえませんか?

Gundersen(以下:G) :  1号機は、今以上に悪くなることはないと思います。 燃料はリアクターから溶け出て底に溜まっています。 その上に浴びせられる水は沸騰し、その水の放射線濃度は非常に高くなっています。 また、ウラン、プルトニウムといった核種も混ざっています。 全ての炉について言えることは、保管スペースが足りなくなってきていると云うことです。 
1号機の煮えたぎっているウランは下へ下へと向かって融け進むでしょうが、その下にあるコンクリートまでを溶かし進んでしまうようなエネルギーはないはずです。
それよりも、放射性物質が格納容器から漏れ出していることを止められない事の方が問題です。

2号機も1号機と同じくらい、酷いです。 昨日新たに写真が公開されましたが、1号機あたりの床に開いている穴から、グツグツと水が沸騰しているのが見られました。 これは、毎時400レムであると思います、、別の言い方をすると、1時間で死にいたるほどの高濃度のものです。

C : ちょっと皆さんにレムとは何か説明したいと思います。 rem はレムと読み、人体に浴びせられた放射線量を表す単位です。 例えば、200~500レム被曝したといえば、人口の50%にとっては致死量ということになり、毛が抜け落ちたり、嘔吐、出血して、1~2週間で死に至ります。 数年前にロンドンでポロニウムを使って殺されたロシアの(アレクサンドル)リトヴィエンコのように。 今回福島第一原発では、400レム/時が確認されているのですね。

G : はい。 2号機でも同じような状態だと思います。 2号機にはまだ屋根があるので、その分屋内の湿度、温度、放射線量も高くなっており、誰も中に入る事が出来ない状態です。
1号機、2号機は良くなっておらず、(汚染された)液体をジワジワ滲みだしながら、同時に有害な水蒸気をこの先何カ月にも亘って放出し続けるでしょう。

3号機はまたちょっと違った状態です。 水蒸気爆発の可能性は依然として残っています。 と云うのは、全てのコア(炉心)が溶融した訳ではないので、今後もコアが融けて大きな塊となり、その下にある水の中に落ちる可能性があるからです。 これによって水蒸気爆発が引き起こされるかも知れません。

3号機、4号機の燃料プールですが、それを支えている建物の構造は、今大変にもろくなっています。 私が今、一番恐れていることは大きな余震です。 4~5年前のスマトラ沖地震の時も、今回の日本同様マグニチュード9の地震があり、その3ヵ月後にマグニチュード8.6の余震がありました。 ですので、日本はまだ油断できない状態にあるのです。
4号機は傾いていますし、3号機はメチャメチャに破壊されています。 そこに大きな余震が起きたら、それら燃料プールは崩落するでしょう。

私から日本の皆さんへのアドバイスは、もし燃料プールが倒壊したというニュースを聞いた時は「逃げる」、ということです。

そうなったらもう科学的な理論や道理なんて言っていられなくなるのです。 かつて誰も、核燃料が床に溜まって冷却出来ないという事態に直面したことなどないのです。 誰も想定し得なかった未踏の域に入ってしまっているのです。 大きな余震が来たら、燃料プールは崩落します。
私のアドバイスは、とにかく「逃げろ」 、です。

C : そのような事態になった時、まだ飛行機に乗る事ができれば、の話ですね・・。 もしかすると、今のうちに逃げた方が良いのかも知れないですね。 だって、どう考えてもパニックは起きますよね? そして皆が一斉に飛行場へ向かったら、飛行機が足りなくなってしまうことだってあり得ますよね?

G : はい、そういう心配はありますね。 それと、Tepco(東電)が何故もっと大急ぎでしっかりとした補強工事を行わないのか、本当に理解に苦しみます。 もちろん、放射線濃度が非常に高いために、工事が難航するのは分かるのですが。

C : それは3号機のことですか? 4号機のことですか?

G : 4号機です。 これ以上想定外の事態に直面してしまう前に、大至急でコンクリートやスチールを用いて作業に取り掛かって、事前にきちっと対処しておくべきなのです。

C : 風向きとか、雨に関しては、どうなのでしょうか?

G : 現在も、毎日絶え間なく放射性物質が放出されている状態です。 今までの風は放射性物質を海の方へと運んでいましたが、そこれが今度は南へ向かって吹き始めると、東京の方へ向かってしまうでしょう。 実際に、すでに東京の路上からもホットパーティクルが検出され始めています。

C : tut, tut, tut, (舌打ち)

G : 日本の政府に代わって、放射線をモニタリングして汚染地図を制作し、東京の汚染の実態を調べているグループがあるのです。 また、二日前にはある大学教授が、原発から何マイルも離れた土壌からプルトニウムを検出しました。 同時期に別の調査隊も、道路わきの排水溝から通常の200倍の放射線を検出しています。 どうも空中から舞い降りてきた放射性物質が排水溝に流れ込んだために、そういった場所の放射線量が高くなってしまっているようです、

C : 理解出来ないのは、なぜ事故後すぐにIAEAやNRCに介入させ、アドバイスを仰がなかったのでしょうか?

G : IAEAは原子力推進派ですからね。 

C : つまり、彼らにとっては、安全は二の次、と云うことなのですね。

G : 一にプロモート、二に安全主張、、でしょうか。 どうにもなりませんね。

C : では、彼らもおかしい(狂っている)と云うことですね。 またNRCは事故発生から2、3日位の間頃に、北日本は人が住めなくなると言っていたそうですね。 これはとんでもない話ですね。 Wall Street Journalに掲載されていたのでしたっけ?

G : 昨日のWall Street Journalでしたね。 でも、その記事には、NRCが、とは書かれておらず、米国務省となっていました。 米国務省が日本の大使に今回の事故の深刻度を伝えるために、そう発言したと。 米国務省には、放射能専門家なんていませんから、情報はNRCから入って来たものだったのでしょう。


C : ヒラリー・クリントンも何故もっと誠実にやらないのでしょうね。 

G : ヒラリーは事故後、日本を訪れ、日本産の食品や製品の輸入を奨励すると約束しましたね。 ここでも再び短期的な利益が優先されてしまったのです。

C : どのような物が対象になっているのですか?

G : 食品や車などですね。 主に食品、魚などでしょう。 これで日米両国の人々(消費者)に「だいじょうぶですよ」とアピールし、安心感を与えようとしているのですね。

C : 一体どうしたら、思考の麻痺した人達にこの現実を訴えかけることが出来るのでしょうか?!

G : おそらくインターネットがその環境を打開して行くのではないかと思っています。 願っています。
私のもとにも、引っ切り無しに様々な情報が送られて来ますし、またそれを私の所から別の専門家へと転送して情報交換できるようになりました。 そのような断片のようなデータでも積もりに積もれば、様々な実態が見えて来るほどになるのです。 そうなれば、改めてどこにどのような問題があるのかを見定めることも出来るようになるので、適切な医療処置を必要としている人達を助けることも可能になると思うのです。

C : アーニー、(水を差すようで悪いけれど)放射線被曝に対する治療法なんて存在しないのですよ。 一度被曝してしまったら、もうそれを体外に排出することは出来ないのですよ。 治療なんて出来ないのです。

私のところにも「何を食べたらいいのか?」とか「子供には何を食べさせたらいいのか?」といった内容のメールが送られて来ます。 取り敢えず、乳製品を避ける、というアドバイスは正しかったようですね、放射性物質はどんどん濃縮されていきますからね。 ヨウ素、ストロンチウム、セシウム、、と。 かと言って、何も食べない訳にはいきません。 

野菜も濃縮が進み、果物も、水の中にも、、、日本では茶葉の中からも濃縮された放射性物質が検出されたようですね。
要するに、逃がれられないのです。 一度このような汚染が始まってしまったら、もう二度と元には戻れない、、、そういった感じではないでしょうか。 

G : 私は、特に魚が心配です。 woods hole oceanographic institutionによって確認された今回の海洋の放射線値は、チェルノブイリの時、バルト海で検出されたものの10倍だと報告されています。 また、現在は香港の海で獲れた魚からヨウ素が検出されています。 さらに、福島第一原発から200~300km離れた海洋で獲れた魚からも高濃度のセシウムが検出されています。 今後は、食物連鎖によって、マグロやサケなどの大型魚に影響が出て来るでしょう。
そして、これから何年もかけて、セシウムやストロンチウムが食物連鎖の中に入ってくるのです。

C : 海に流出されているのは、セシウムとストロンチウムだけではありませんよね。 その他にもテルルや亜鉛、カシウム などのあらゆる同位元素が海に流れ出ているはずです。 それを海藻や甲殻類、小魚が吸収する事から始まり、最後は大型魚のマグロやサケへとどんどん濃縮されて行くわけですよね。 
セシウム、ストロンチウム以外で心配される核種は何でしょうか?

G : 今言われた物以外では、ポロニウムでしょうか。 実際にはまだ魚をきちんとモニタリングしていないのが現状です。 汚染されたマグロがアメリカに入ってきてから、ようやく警鐘が鳴らされ出すでしょう。

私たち(アメリカ)の港では、テロに対する警戒、モニタリングはしていますが、放射性物質に関しては、全く無防備です。 ですので、そのうち、港でのモニタリング中に、対テロリスト用の放射性物質探知機が激しく反応した、と思ったら、実はマグロからだった、、、といった形で「検出」され始めるのかも知れませんね。 今後1年~1年半ほどの間に、そうした魚への汚染の影響が表れてくるでしょう。

C : ワシントンで獲れた魚などは、どうでしょうか? 魚は、何千マイルも泳いで来るのですが、EPAでは何もモニターしていないようですね。

G : そうです、モニターしていません。 しかし、(魚の汚染実態を)正確に調べるのには時期尚早かも知れません。 海流によって運ばれる放射性物質も、まだそれほど西海岸の方へは来ていませんし、魚から魚への連鎖の影響が表れて来るのもまだ先のことだと思います。 魚への放射線汚染の影響がアメリカで出始めるのは、やはり一年後くらいではないでしょうか。


(意訳を多く含む訳でした)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

インタビューは、まだもう少し続くのですが、またまた一旦区切らせていただきます。 次回、part3へと続きます。








2011年07月05日 | ニュース | トラックバック(0)件 |
プロフィール

tinyterror

Author:tinyterror
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリ
カレンダー
01 | 2017/03 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
フリーエリア
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。